プラスチック製品の宝庫?!日本のバスルーム
日本はプラスチック製品が多い国ですが、特にわたしが「プラスチック製品の宝庫だ・・・」と思うのは、バスルームです。
昔、椎名誠さんのエッセイを読んでいた時、ビジネスホテルに泊まった描写がありました。
椎名さんは、その部屋のバスルームを「いつもながら、プラスチックの見本市か?!」のような表現をしていたのですが、その時わたしはまだ、今のようにプラスチックを問題視していなかったので「小説家とは、おもしろいことに気が付くものだな」と思った程度でしたが。
しかし、いま改めてうちのバスルームを見ると、確かにプラスチック製品に満ち満ちていることに驚きます。
まずは浴室自体が、プラスチックでできているユニットバスです。
ちなみに「ユニットバス」は和製英語で、わたしの電子辞書によると、英語では「modular bath」というようですが、果たして一般的な呼び方かどうかはわかりません。
違うような気がしますが。
去年、わたしのオージー夫は、母国で新築アパートの部屋を買ったのですが、2つあるシャワールームは、一体成型されてはいませんでした。
新築でも、いわゆるユニットバスではないのです。
日本のバスルームを見てみましょう。
洗面器、湯桶、イス、バスタブのフタ。
すべてプラスチックです。
ヘアケア製品や、ボディーソープのボトル類も、置いてあると思います。
さらに、わたしは使ってはいませんが、体を洗うナイロンタオル。
髪をとかすクシもプラスチックですね。
場合によっては、浴室マットやシャワーカーテンがあるお宅もあるでしょう。
自然素材のものを探すのがむずかしいです。
〈我が家のバスルーム〉
わたしは今50代ですが、わたしが子供の頃住んでいた家のバスタブは、木でできていました。
洗面器については覚えていないので残念ですが、木製のすのこ、木製のお風呂フタ、ついでに言えば、窓もサッシではなく木製でした。
親戚のおじさんの家では当時としても珍しかった「五右衛門風呂」でした。
当時の我が家の浴室の写真をぜひ載せたいのですが、もちろんなく。
フリー素材の、昔のお風呂場写真も、探し方が下手で見つかりませんでした。
また後で、じっくり探して写真を載せたいと思いますが、興味のある方は検索して写真を見てください。
今のバスルームとは全く違います。
プラスチックがなくても、バスルームは作れます。