昔はおせんべいをどうやって保存していたか・個別包装がさらなるゴミになっている
わたしはスナック菓子などはあまり食べませんが、最近、ゴマせんべいがおいしくて、よく買っています。
2枚が個別包装に入っていて、食べるたびにゴミが出て、少しもやもやしてしまいます。
おせんべいはしけやすいので、小袋に入っていると、いつもフレッシュな食感が楽しめて便利なのですが。
なので、大袋に直接おせんべいが入っている物のほうがゴミが出ないのですが、個別包装入りを選んでしまうのです。
便利という事は、ゴミが出るという事でもありますね。
何を犠牲にして得た便利なのかを、考えなければいけません。
物を買う時は、それを捨てる時のことを考えなければいけないです。
小袋入りか、大袋かで、出るゴミの量が違います。
NHKの「チコちゃんに叱られる」が人気ですが、まさに「ボーっと生きてんじゃねえよ!」です。
ただ便利を享受しているだけでは、チコちゃんに叱られます。
地球だっ叱りたいと思っているはずです。
でも黙っています。
黙っているからと言って、不満がないわけではありません。
日本人は相手の気持ちを察するのが得意なはずです。
内なる地球の声をもっと聴いてもいいのではないでしょうか。
おせんべいの小袋は、わたしの住んでいる地域では、もうシングルユースのゴミとして、ただ捨てるしかありません。
自治体によっては、ただ燃やしてしまうのではなく、集めてリサイクルに回すこともあると思います。
必ず分別してください。
日本の場合、リサイクルと言っても、世界的にはリサイクルと認められていない、熱をとるリサイクルに回されているのだと思いますが、単なるゴミとして、焼却炉で燃やしてしまうよりはまだましです。
ところで、おせんべいの保存、昔はどうだったのでしょうか。
わたしが子供の頃、近所のうちでおばあさんが、四角い缶におせんべいを入れていたのを見たことがあります。
もともと、中におせんべいが入っていたものを買っていたのかもしれません。
中に乾燥材を入れて、しけさせないようにしていたと思います。
こんな感じのものです。
いまでも、お店ではガラス瓶におせんべいが入っていたりもしますね。
ガラス瓶を使っていたお宅もあると思います。
日本はなにかにつけ過剰包装の国で、小袋が一般的です。
湿度の高い国と言う事情もあるのだとは思いますが。
わたしのオーストラリア人の友人は、ガラス瓶にクッキーを入れていました。
もちろん小袋なしです。
日本人より大食いで、甘いものも大好きなお国柄なので、すぐ食べてしまうという事もあるのかもしれません。
湿度も低い乾いた国だし。
しかし大男が、クッキーをガラス瓶に詰め替えている姿も、ほほえましく悪くないものです。
ところで、ゴマせんべいの大袋のほうですが。
しっかりした袋です。
わたしはこれをキッチンのウエット・ゴミを捨てる時に活用しています。
具体的には、納豆のパック、ティーバッグの紙とひも部分、肉魚のパックからはがしたラップ、刺身についてきたワサビの小袋などです。
そして捨てる時に口をしばったり、折り返したりして密封しているのです。
水漏れやにおい漏れがなくていいですよ。
せめてものシングルユーズの回避です。
プラスチック製品の製造を減らすのが第一だとわたしは考えています。
しかしなかなか難しいこともあるでしょう。
少しでも、ただ捨てられてしまうプラスチックごみが減りますように。