プラスチック・フリーの生活(昔はどうだったのか?)

プラスチック製品があふれている今を考えるブログ

海に流れ出るプラスチック・マイクロビーズ

数年前から

SNSで海洋生物がプラスチックごみを飲み込んで死んだ画像

ウミガメ甲羅に食い込んだプラスチックの紐の画像など

目をそむけたくなるような記事を

目にするようになりました 

 

 

 死んだ生き物を解剖すると

内臓から大量のプラスチックごみが出てきたり

ミイラ化した野鳥の腹部にあたるところに

ぎっしりプラスチックがあったり・・・

 

そしてその後

「マイクロビーズ」(または「マイクロプラスチック」)という

ごくごく小さなプラスチックの玉を

魚が飲み込んでいると知りました

 

マイクロビーズは1ミリ以下(5ミリ以下と定義する学者もいる)の

すべてのプラスチックです

 

マイクロビーズはわたしたちが使う歯磨き粉・洗顔料などに

入っていることがあります

 

ツブツブしたものが入っているスクラブ系のものがわかりやすいです

 

ごく小さなマイクロビーズは

わたしたちの家のバスルームや洗面所の排水溝から流れ出し

その小ささゆえ

海にまで流れ出ています

 

それを魚が飲み込んでいるのです

 

 

海に流れ出た大きなプラスチックごみが

波や太陽の光などで細かくなっていき

マイクロビーズと呼ばれる大きさになることもあります

 

もう一つ

家庭から流れ出ているマイクロビーズがあります

 

それは衣類からです

化繊の衣類を洗濯すると

細かい繊維が排水溝から流れ出るのだそうで

これが海まで流れていきます

 

この話をインターネットの記事で読んだ時

「もう取り返しがつかない!」

と愕然としました

 

なるべく天然素材のものをと思っていても

化繊が何十パーセントか混ざっていたり

冬にお世話になる暖かくて軽いフリース、

あれなどはまさにマイクロビーズの「素」だったのです